最終週は流石に外が伸びやすい馬場になっていて、ダノンスマッシュにとっては厳しい状況だったと思います。
ただ、金曜時点で前週(9/26.27)よりもクッション値が高くなっていて、実際に土曜の時計も開催を通して見てもそこそこ出ている方でした。
なので、日曜にフタを開けてみたら案外、内前が強い状況になる可能性も……、という気もしていたんですよね。
結局は当日、外強めの傾向で、ペースも速くて外差し決着。
さらに出遅れてテンから脚を使う厳しい競馬になりながらも2着にくるんだから単純に強いですよね。
出遅れからのリカバリーもそうですし、道中で早めに外に持ち出す形。G1のメンバーの中でこんな目立つ動きができるのも能力の高さの証明でしょう。
仮に当日に一転して内前決着ならそれはそれで勝ち負けしていたと思いますし、そういう意味で、事前予想としてダノンスマッシュ軸は最善手だったんじゃないかと思います。
今年も例年通りの高速馬場で行われていたとして、その場合にグランアレグリアが差し届かなかったかどうかは何とも言えませんが、去年もタワーオブロンドンに外からフタをされて仕掛けが遅れた分の負けという感じでしたし、運がない馬です。
とは言え、今回の走りでトライアルホース、底力が足りない、みたいな印象は拭えたんじゃないでしょうか。