去年の12月に書こうとしていて延び延びになっていたことなんですが、先週また同じようなことを思ったので。
例えば極端な馬場傾向が出ていて、
1.枠順で危なそうな人気馬がいる
2.内、あるいは外をまとめて全部消せる
というレースは期待値高いと思うんですが、こういうレースは軸を1頭決めるよりも、ボックスで合成オッズを作って買う方が賢いんじゃないかと思うことがままあります。
もともと12月に書こうと思ったときは、ラペルーズが勝った12/13の中山7Rダート1800m戦で、当時の中山ダートは外が強い傾向が出ていて、1番人気のダノンハーロックが内枠で、展開的にも厳しい競馬になるだろうなという読みでした。
結果、外差し決着でダノンハーロックは5着でしたが、外枠から普通に外を回ってくればと思って軸にしたメイショウムラクモが何故かスタートしてすぐ内に入って、最後までそのまま伸びない内を通って4着という不完全燃焼の競馬。おそらく、ジョッキーが馬場を読めていなかったんだろうと思っているんですが、せっかくレース全体は見えていたのに軸馬の乗り方1つで的中を逃してしまうのはもったいないなと。
そこでボックスで合成オッズを作る買い方。
このレースは4番人気のロードシュトロームも展開的に消して妙味の評価だったので、買い目に入れる対象は7頭として、7頭の3連複ボックスで合成6.78倍。馬連ボックスだと合成3.08倍。どっちを買うか、組み合わせて買うか、資金配分なんかはさじ加減ですが、3連複と馬連を組み合わせて馬連のみの的中だと元返しになる資金配分だと合成オッズは4.58倍になります。これは画像のX:A(B)の部分ですね。
先週これと同じようなことを思ったのは、馬場云々とはちょっと違いますが、ピュアブレンドが勝った1/24の中山7Rダート1800m戦。
このレースの1番人気だったスペロデアはずっと馬場や展開に恵まれて好走していたので評価しておらず、後からオッズを見ての結果論ではありますが、これを消したらオッズ的にはなかなか買いやすいレースだったなと。
買い目入るのはこの4頭くらいしかいないので、この4頭のボックスで3連複6.96倍、馬連2.53倍。X:A(B)の、馬連を保険にしつつの3連複で4.21倍(両方当たるので実質5.21倍)。
オッズを見ながらじゃないと資金配分が決まらない買い方ですし、仮に事前にオッズを想定したところで買い目の点数が多くなると%を振ることもできないので、今の配信の形だと推奨として取り上げることはありませんが、こういう買い方が有効なときもあるということで上手く活用していただければ。
展開が極端になりそうで、例えば前崩れの読みで人気の先行馬を消せる、とかの場合でも使えるんじゃないかと思います。
もう1つ例をあげると、ロードシャムロックが勝った1/11の中京12R。
「△1ロードシャムロックが最内枠で有利だと思うんですけど、前2走も内強めの馬場でパンチ不足だったのでどうか。△5アトリビュート、△9ワールドスケール、△6セイイーグルあたり、内枠で固めて軸を引ければ当たりそうなレースですが。△3マルカエイペックス」
当時メールに書いたのが↑で、外枠に1頭人気馬(2番人気ミッドサマーハウス)がいる冒頭に書いた1.のパターン。コレを消せば合成でそこそこ取れるんじゃないかという読みでした。書いた5頭で3連複4.41倍、馬連2.03倍。まあこのレースは3着が抜けで、当たっても馬連だけではあったんですけど。